会長挨拶Greetings

会長挨拶

第20回日本脳神経外科救急学会を平成27年1月30日(金)、31日(土)の二日間にわたり、東京駅近傍のステーションコンファレンス東京にて開催させていただくことになりました。教室員一同大変光栄に存じておりますとともに、関係されている多くの方々からご指導、ご支援を賜り、冒頭にあたり厚く御礼申し上げます。

元来、脳神経外科は救急診療と密接な関係にあり、また我が国の脳神経外科は18ある基本診療科の一つとして神経領域の専門外科の側面と外科的治療の要否にかかわらず神経救急疾患のgate keeperの役割を併せ持って発展してまいりました。第20回の節目を迎える今回は、「脳神経外科救急の今日的課題」をテーマに従来あまり注目されてこなかった軽症神経救急診療と、会長の専門性を反映させて救急医療全体の観点からみた脳卒中診療の位置づけの二点を中心的課題として学会を企画いたしました。これらは当該領域でご活躍されている方々を招聘してシンポジウムとして開催し、現時点における問題の所在や次世代の教育、さらには臨床研究・学問としての発展性などを幅広い視点から論じていただく予定でおります。いずれも今までの学会では学問的のみならず社会的にも重要性が高かったにもかかわらず取り上げられることが少なかったテーマでもあります。

特別講演には、我が国の脳死判定基準を作成された杏林大学名誉学長の竹内一夫先生にご講演をお願いいたしました。論議を呼んだ脳死臓器移植の確立という医療の歴史の1ページを築かれたお立場から、熱い議論が交わされた渦中のお話しを拝聴いたしたいと存じます。ほかにも今日的話題として学校体育における武道必修化やスポーツへの復帰基準など最近の社会的関心事となっているスポーツ外傷や、激増している高齢者の脳神経外科救急診療に関わる諸問題、震災以降も頻発する大規模災害と脳神経外科の関わりなども論点として取り上げております。

本学会は、従来よりPNLS等に代表される卒後教育にも力点を置いてまいりました。脳神経外科の救急領域においては医師のみならずコメディカルの関与も大きいため、例年同様にPNLS、ISLSのコースを開催することに加えて、脳卒中センターの開設・運営を視野においたクリティカルケア看護公開講座も開催いたします。全国から若手医師・看護師の皆様が参加しやすいよう交通至便な東京駅近郊での開催といたしておりますので、先生方と日夜チーム医療をともに遂行されているコメディカルの方々もぜひ一声かけていただき、お誘いあわせの上ご一緒に参加していただきたいと思います。

皆様方と東京でお会いできますことを楽しみにしております。よろしくお願い申し上げます。


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